土地家屋調査士を目指す理由③|AIに代用されにくい仕事だと感じたから

前回の記事では、土地家屋調査士を目指す理由として、「独立開業に向けた武器を増やしたい」という考えを書きました。

今回はその続きとして、私が土地家屋調査士という資格に魅力を感じている理由を、もう一つ書いていきたいと思います。

それは、土地家屋調査士の仕事には、AIに代用されにくい部分が大きいと感じているからです。

近年、AIの進化はとても早く、文章作成、画像生成、図面作成、資料整理、調査業務など、さまざまな仕事でAIが活用されるようになっています。

私自身も建築設計やCGパースに関わる仕事をしている中で、AIの進化によって仕事のやり方が少しずつ変わっていくのではないかと感じています。

建築分野でも、法規チェック、図面作成の補助、パース作成、プランの提案など、AIが活用される場面は今後さらに増えていくと思います。

もちろん、AIをうまく活用することは大切です。

しかしその一方で、「AIでは代用しにくい仕事は何か」ということも考えるようになりました。

その中で、土地家屋調査士の仕事は、AIにすべて置き換えられる仕事ではないと感じています。

土地家屋調査士の業務には、土地や建物を実際に調査すること、現地で測量を行うこと、境界を確認すること、隣地所有者などの関係者と話し合うこと、法務局や役所の資料を確認することなど、現実の土地や人との関わりが多くあります。

特に境界に関する業務は、単に図面やデータだけを見れば完結するものではありません。

現地の状況を確認し、過去の資料を調べ、関係者の話を聞き、土地の利用状況や周辺環境も踏まえながら判断していく必要があります。

このような仕事は、AIが補助することはできても、最終的には専門家として人が責任を持って判断する部分が大きいと感じています。

また、土地や境界の問題は、人と人との関係にも大きく関わります。

隣地との境界確認や立会いでは、相手方への説明や調整が必要になります。

図面上では単純に見えることでも、実際の現場では、長年の土地利用の経緯や所有者の考え方、近隣関係などが関係してくることもあると思います。

そのような場面では、知識だけでなく、丁寧に説明する力や、相手の話を聞く力、信頼してもらう力も必要になるはずです。

AIが発達しても、現地に行き、測量し、人と話し、責任を持って判断する仕事の価値は残っていくのではないかと感じています。

私はこれまで建築設計の仕事をしてきましたが、建築の仕事もAIによって大きく変わっていく可能性があると思っています。

図面作成やパース作成、資料作成などは、今後さらに効率化されていくかもしれません。

だからこそ、建築の知識だけでなく、土地・境界・登記といった現実の不動産に深く関わる専門性を身につけることは、自分にとって大きな強みになると考えています。

建築士として建物を見る視点に加えて、土地家屋調査士として土地や境界を見る視点を持つことができれば、将来的に対応できる仕事の幅も広がると思います。

AIを恐れるのではなく、AIを活用しながら、人にしかできない部分で価値を出せる専門家になりたい。

これが、私が土地家屋調査士を目指す理由の一つです。

もちろん、土地家屋調査士の仕事も、今後AIや測量技術の進化によって変化していく部分はあると思います。

資料調査、図面作成、計算、書類作成などは、AIやデジタル技術によって効率化されていくかもしれません。

しかし、現地調査、境界確認、関係者との調整、専門家としての判断と責任といった部分は、簡単には代用されないのではないかと感じています。

これからの時代は、資格を持っているだけで安心できる時代ではないかもしれません。

それでも、建築士、宅建士、土地家屋調査士の知識を組み合わせながら、AIも活用できる専門家を目指すことで、将来的な独立開業に向けた大きな武器になると考えています。

まだ私は土地家屋調査士試験の勉強中の段階です。

実務を深く経験しているわけではないため、現時点での考えには甘い部分もあるかもしれません。

それでも、AIが進化していく時代だからこそ、現地に行き、人と関わり、専門家として判断する仕事に価値を感じています。

今後も、土地家屋調査士試験の勉強を進めながら、建築士としての経験や、独立開業に向けた考えを少しずつ記録していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

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